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バンクーバー道中記②「バンクーバーそぞろ歩き」
徹夜明けの妙なハイテンションで、バンクーバーの大通り「ロブソン・ストリート」を闊歩する。グッチ、エルメス、シャネル、ヴィトンの店舗が日本で見るよりも巨大、かつ艶光りして見える。中心部の雰囲気は(日本人らしい喩えで申し訳ないけど)銀座に比較的近いと感じた。ストリートにいちいち名前が付いていて、歩道が広く、ブランド店も... -
店主雑記
バンクーバー道中記①「バンクーバーに到着する」
2019年 11月14日(木)午前10時20分。全日本航空(JAL)海外便は、けぶったようなぶ厚い曇り空の下、バンクーバー国際空港に定刻通り到着した。飛行機のシートで10時間近く過ごすと、身体のあちこちががちがちにこわばってしまう。元々飛行機が苦手で、今回もろくすっぽ眠れなかった。フライト中はずっとビールを飲み、イヤフォンで音楽を聴... -
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メンデルスゾーン「無言歌集 作品53 ト長調」
「あなたにとって、とくべつなピアノ曲は何?」誰かにそう訊かれたら(あまり訊かれないが)、ひとまずフランツ・シューベルトの後期ピアノ・ソナタを挙げるだろう。或るピアニストを初めて聴く時、そのピアニストが——現役であれ故人であれ——シューベルトのピアノ・ソナタを録って(遺して)いたら、最初に聴かないわけにはいかない。それが... -
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マックス・レーガーという名の…
先日、拙stand.fm(https://stand.fm/channels/5f4bcb8b6a9e5b17f757af66)に、「アドルフ・ブッシュについて何か話してほしい」といったレターを頂戴しました。それで、当初はその草稿のようなものを書いていたのですが、少し書いてから思い直しました。これは、そう簡単に話せるお題ではないぞ……と。僕がアドルフ・ブッシュというドイツの... -
お知らせ
『stand.fm』を始めてみて
今月から、ネットラジオ(なるもの)を始めてみた。(まだ試験段階みたいな感じなので、「やってみた」という方が近いか。)別名ポッドキャスト、あるいは音声配信。正式名称は『stand.fm』。なんか『LastFM』っていう音楽配信サービスが昔あって(今もあるのかな?)それと混同してしまいます。この『stand.fm』、或るお題について(僕は「... -
店主雑記
夢の話
今更言うものでもないのだろうが、「夢」はかなり不思議な現象だ。夢なるものと関わってからずいぶんと経つが、見ている時も、目覚めた後も、今でも心底そう思う。ふだん、僕の見る夢は基本的に、かなりホラー寄りなのだが、それは自分の心の内側にある恐怖や不安を具現化してくれているはずなので、有り難いと思うべきなのだろう……か? 古... -
店主雑記
アレクシス・ワイセンベルクのドビュッシー
今年の春。名曲喫茶支度をしながら、ドビュッシーを聴いていた。いつものように。ピアニストはアレクシス・ワイセンベルク。このアルバムは僕にとってかなり、けっこう特別だ。相当回数聴いているだけではなく、何よりも、何よりも、何よりも、あ、3回言っちゃった——数多の思い出や経験と直截に結びついている。ドビュッシーのピアノ曲はサ... -
店主雑記
店主雑記始めます
読んでくださってありがとうございます。早いもので、拙サイトをアップしてから2週間近く経ちました。まだ今のところ頻繁に更新するコンテンツがないので、今日から店主日記(のようなもの)を記してみるか…さっき横になっていて、ふと思い立ちました。念押しすると、一応は日記/雑記の類いですが、主題として「クラシック音楽」はなるべく... -
店主雑記
まったき夏の味だった(珈琲雨水のこと)
ちょうど今くらいの時期の、阿佐ケ谷の午後16時。「ここを先途」とばかりに蝉が勢いよく鳴き続け、靴を履いていても熱が伝わってくる歩道にはホースの水が打たれ、夏を謳歌するうら若き男女がThere is no time like the present.青い字でプリントされたトートバッグを肩から下げて、暑さをも愛おしむようにぶらぶら歩いている。足早に彼らを... -
店主雑記
サイト公開後の所感のようなもの
店主の愛月です。私事ですが、こうして当店のwebサイトを公開することができて、かなりほっとしています。開店当時、知人が好意で作ってくれたサイトをアップしていたことがあるのですが、そちらは店のメニューや店内画像とあとはメッセージフォームがあるくらいで、ほとんど更新することがなかったので、たしか3年めのドメイン更新時に解約...